2017年春に、WiredIn Ltd.は、ルワンダ大学(University of Rwanda)と、ルワンダ生物医学センター(Rwanda Biomedical Centre)の援助のもと、オーフス大学(デンマーク)とルクセンブルク大学(ルクセンブルク)の共同研究である、『The D2Rwanda Study(The Digital Diabetes Study in Rwandaの略)』に、モバイルアプリケーションの開発の役割を担い参加しました。この研究はルワンダで直面している糖尿病患者に対する医師と看護師の割合の不釣り合いの解決のために導入された、HBCPs (Home-based Community Practitioners)とモバイルヘルスの有効性を突き止めることを目的としているものでした(詳細:外部リンク)。
弊社WiredInは、「Nyitaho」と名付けられたモバイルアプリケーションの開発と、看護師やHBCPらが、患者らの検診の予定を組み、検診結果や症状などの情報を書き込むことができ、治療内容などを更新することのでき、さらには自らが学習することのできるウェブベースのシステムを開発の役割を担い、今回のプロジェクトに参加しました。
[開発したアプリ、Nyitahoのスクリーンショット(レポートより抽出)]
プロジェクト参加後、以下のような評価をいただくことができました。
『プロジェクトの開発段階においてルワンダの環境や、課題、機会などに関する知識などを活用するため、地元のソフトウェア開発企業(WiredIn Ltd)と提携した。取り組み当初から彼らは優れた専門性やノウハウを発揮し、貴重な意見や助言を提供した。アジャイルソフトウェア開発(Agile methodology)を用い、それぞれの段階で細かい分割作業を行うことができた。それぞれの段階で計画、デザイン、コーディング、そしてテストなどを行なった。隔週で行なった両PhD生徒とのミーティングでは製品のデモを繰り返し行い、修正などを行なった。この取り組み方を採用したことで開発チームは新たな変更点や要求に対し迅速に対応することができた。』
– Charilaos Lygidakisさん(ルクセンブルク大学の博士課程の学生)、Jean Paul Uwizihiweさん(オーフス大学の博士課程の学生)からのコメント
Charilaos Lygidakisさん、Jean Paul Uwizihiweさん、Professor Per Kallestrup准教授、このプロジェクトに参加できたことは私たちにとってとても光栄なことでした。
[WiredIn社にて開発したアプリケーションのデモンストレーションを行う開発チームと研究チーム(レポートより抽出)]
若手の人材育成の重要性を理解し、取り組んでいる企業として、この様なプロジェクトに参加し役割を担ったことを嬉しく思うとともに、今後も同様に教育機関や研究機関の行う研究への強力に対し門戸が開かれた企業であり続けていきます。
将来的な研究への協力の依頼などに関してもお問い合わせください。
尚、今回の研究のレポートは以下の外部リンクからご覧いただけます。
リンク(英語)